大崎市民病院Osaki Citizen Hospital

文字サイズ
標準
大きめ

学べる環境に感謝して,さらに知識を深めたい│菅原 好祥│薬剤部本院薬剤室 薬剤師

調剤に在庫管理。多彩な業務を経験

調剤薬局での勤務を経験した後,4年前から大崎市民病院で働いています。現在の業務は,大きく分けて2つです。ひとつは薬の調剤業務。処方箋を見て調剤するほか,抗がん剤の混注業務もしています。もうひとつは,注射薬品の管理。当院には数千万円単位の在庫があるので,期限などを適切に管理しながら,無駄や不足がないよう在庫を調整しています。当院は,診療科が充実しているので,いろいろな症例や薬の取り扱いを経験できます。それに,職種間のコミュニケーションが盛んに行われているのも,この病院の良さだと思います。

チーム医療を通して多職種と交流

私は,3年前から,栄養サポートチームに参加しています。チームの役割は,患者さまの病態や栄養状態を把握して,どうすれば栄養状態が改善するかサポートすることです。主治医や看護師,栄養士などと連絡を取り合い,食べられない人の点滴にどういう栄養素を加えていけばいいのか相談したりしています。さまざまな職種の人と接することができるので,初めての知識に接する機会が多く,毎日が新鮮で勉強になりますね。こういう活動に参加できるのも,総合病院ならではだと思います。

自分の頭で考えながら働ける喜び

調剤薬局で働いていた時は,その人にこの薬が本当に合うのか,認識が不確かなまま調剤することが多くありました。一方で当院では,医師や看護師とディスカッションしながら調剤することができます。自分の頭で考えながら仕事できるのは,私にとって大きな魅力ですね。自分の調剤した薬は,患者さまの状態を左右するものです。ただ調剤するだけでなく,病気に対する知識は,医師同様に持っていたいと思うんです。新しいことを学ぶのは楽しいですね。知識があると,処方箋ひとつの見方も変わってきます。医師に,より有益な意見をフィードバックできるようになるんです。
大崎市民病院のいいところは,若い人からベテランまで,たくさんの人が働いているところですね。分からないことは先輩に質問できますし,後輩に教えたりしながら知識を深めることもできます。知識のムラのない薬剤師を目指せるいい環境だと思います。勉強はいくらやっても終わりがありません。自分はまだまだ発展途上。学べるチャンスを大事に,知識を深めていきたいと思います。

ある日の菅原さん

8:30 出勤 まずは病棟からの薬品請求に対応。手術室からの薬品請求には,なおのこと気を使います。
10:00 調剤業務 午前中は,処方箋が出た分の調剤を行います。調剤は,正確さが要求される業務。間違いがないか,数人でチェックしながら調剤していきます。
12:00 昼食 お昼はコンビニから購入することが多いそう。同僚としゃべりながら食事します。
13:00 在庫管理 午後は,調剤業務の合間に在庫管理を行います。どの薬品が足りないか調べて注文したり,業者から届いた薬剤に間違いがないか確認したりします。
17:15 退勤 勉強会がある時は,少し退勤が遅くなることも。交替で月1~2回ほど当直にも入ります。