大崎市民病院Osaki Citizen Hospital

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大崎地域1市4町の「大崎地域の医療提供体制の確保に係る連携協約締結式」が行われました

栄養管理部

紹介動画

 

栄養管理部の基本理念・基本方針

 

私たちは,個別性を大切にした栄養管理と質の高い食事サービスの提供を目指します。

 

【基本方針】

● 病状・症状に合わせ適切な食事を提供します。

● 徹底した衛生管理で安全な食事を提供します。

● 季節感や行事食など,食べる立場を尊重した食事サービスを提供します。

● 栄養指導・介入型栄養管理を推進し,疾病治療に貢献します。

● 地域連携の推進,関連分野研究への参画に努めます。 

本院栄養管理室スタッフ数(令和5年5月1日現在)

 

 ● 職  員    管理栄養士 14人

        事務員    1人   

                    計15人

 

● 委託職員   管理栄養士

        栄養士

        調理師

        調理員

        その他

                    計40人 

業務内容

 

臨床栄養管理

 

1)栄養食事指導・栄養教室

   【栄養食事指導】

  【集団指導・栄養教室】

 

(栄養食事指導料 令和2年度:3,786件 令和3年度:4,049件 令和4年度:4,405件)

(糖尿病透析予防指導管理料 令和2年度:54件 令和3年度:97件 令和4年度:91件)

 

 

2)入院時栄養評価や栄養管理計画の作成のほか,病棟カンファランス業務,ベッドサイドでの

   症状に合わせた食事内容調整,食事摂取状況調査(ミールラウンド)

摂取量調査

【食事摂取量調査】

【ミールラウンド】

  

3)集中治療室(ICU),高度治療室(HCU)における栄養管理(専任登録業務)

 (早期栄養介入管理加算 令和2年度:81件 令和3年度:68件 令和4年度:421件[静脈栄養含])

 

4)外来化学療法患者さんへの栄養食事指導(専任登録業務)

 (栄養食事指導料 令和2年度:199件 令和3年度:151件 令和4年度:135件)

 

5)褥瘡ラウンド 

 

6)骨粗しょう症リエゾンチーム活動

 (二次性骨折予防継続管理料1 令和4年度:232件)

 

 

給食管理

  

1)食物アレルギー対応業務,入院前栄養アセスメント業務(患者サポートセンター)

 

食物アレルギーの患者さんへは内容を面談にて確認させていただき,安全なお食事の提供をおこなっています。

また,低栄養リスクのある患者さんへは栄養評価面談を実施し,入院までの食事の工夫についてのアドバイスを行ったり,入院後速やかに栄養介入ができるよう努めています。

 

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【食物アレルギーがある方への面談】

食札

【個別食札による誤配膳予防対策】

 

 

2)入院患者への食事提供(調乳含)

 

一般食(常食)のほか,特別治療食として減塩食やエネルギー調整食をはじめ,食事中のムセを軽減する形態調整食,食物アレルギーのある方へのアレルゲン除去食,抗がん治療等による食思不振や白血球減少などの副作用対応食の提供をおこなっています。
食事は治療の一環でありながらも入院生活においては楽しみの一つでもあります。
昨今,病院食は個々の患者さんの好みに配慮した多様性が期待されており,衛生的かつ安全でありながらも季節感や行事,さらに癒しや安らぎが感じられるお食事の提供を目指しております。

 

【献立検討会】

【食思不振食:ほなみ食】

【形態調整食:ペーストゼリー食】

【形態調整食:串刺し食】

【アクアクッカーによる表面殺菌(低菌食)】

【アクアクッカーによる表面殺菌(低菌食)】

【お食事の一例】

【お食事の一例】

【お食事の一例:選択メニュー】

【お食事の一例:選択メニュー】

【出産お祝い膳】

【お食事の一例:出産お祝い膳】

【行事食の一例】

【お食事の一例:行事食】

【お食事の一例:行事食】

【お食事の一例:行事食(小児)】

 

  

資格取得状況

 

   ● 日本糖尿病療養指導士        6名

   ● 宮城県糖尿病療養指導士       3名

   ● NST専門療法士           5名

   ● がん病態栄養専門管理栄養士     1名

   ● 病態栄養専門(認定)管理栄養士   3名

   ● リハビリテーション栄養指導士    1名

   ● 日本腎臓病療養指導士        2名

   ● (静脈経腸栄養)TNT-D認定管理栄養士 1名

   ● NR・サプリメントアドバイザー     2名

   ● 人間ドック検診情報管理指導士      4名

   ● 在宅訪問管理栄養士         1名

   ● 栄養経営士             1名

学術研究業績

 

 学会・研究会等発表

   ● 当院の入院支援における管理栄養士の取り組み~栄養評価項目の検討~

     第54回宮城県栄養士研究大会,仙台市,2月9日,2020

 

   ● 消化器がん症例における実臨床でのアナモレリンの効果と安全性

     ~糖尿病症例の血糖値悪化に注意~
     第37回日本臨床栄養代謝学会学術集会,横浜市,6月1日,2022

 

   ● 実臨床におけるアナモレリンの使用経験~導入初期の高血糖に注意~
     第8回日本臨床栄養代謝学会東北支部学術集会,山形市,9月3日,2022

 

   ● 急性期大腿骨近位部骨折患者に関する要因から考える

     骨粗鬆症リエゾンサービスチームにおける管理栄養士の役割
     第60回全国自治体病院学会,那覇市,11月10日,2022

 

   ● 管理栄養士の入退院支援参画とNSTとの連携
     第60回全国自治体病院学会,那覇市,11月10日,2022

 

   ● 当院NSTでのThe Global Leadership on Malnutrition使用経験

     ~GLIMは実臨床でも有用なOGAになり得る~
     第26回日本病態栄養学会年次学術集会,京都市,1月13日,2023

 

   ● OOLS(大崎市民病院骨粗鬆症リエゾンサービスチーム)における

     対象患者の栄養状態介入の現状について

     第57回宮城県栄養士研究大会,誌上発表,2月12日,2023

 

   ● 当院 NST における GLIM 基準による低栄養診断と CONUT 変法の一致率の検討

     第38回日本臨床栄養代謝学会学術集会,神戸市,5月9日,2023

 

 学術論文

   ● 当院における糖尿病患者への個人栄養指導の取り組み

     ~指導資料および指導法の改善で件数増加を目指す~

     大崎市民病院誌第19巻第1号:5-6,2015

 

   ● 管理栄養士の入退院支援参画とNSTとの連携

     全国自治体病院協議会雑誌第62巻:1-5,2023

 

 講演

   ● 当院での管理栄養士のがん患者に対する関わり

     第35回東北臨床腫瘍セミナー,仙台市(WEB),7月9日,2022

 

   ● リハ栄養の実践

     令和4年度地域リハビリテーション推進部会研修会,福島県(WEB),3月9日,2022

 

   ● がん治療の栄養管理について

     宮城県がん診療連携協議会・化学療法部会第13回市民公開講座,大崎市(WEB),3月18日,2023

栄養サポートチーム(NST)活動

 

当院のNSTは,医師・歯科医師・管理栄養士・看護師・薬剤師・言語聴覚士・臨床検査技師・歯科衛生士・社会福祉士・事務職員で構成されており,患者さんに適切な栄養管理を行うことを目的とし,平成16年から主治医の依頼を受けて介入する「コンサルト型NST」として活動しています。
NST介入の依頼を受けると主に担当管理栄養士・薬剤師が、患者さんの栄養療法を決める上で必要な情報(病歴・治療内容・食事摂取量・経腸または経静脈栄養の内容等)の収集を行い,介入プラン(栄養治療計画書)を作成しています。
さらに週1回のNSTカンファレンス及びNST回診を行い,直接患者さんへ介入状況等を確認した上で,NSTでの協議内容や介入経過を主治医や病棟スタッフへフィードバックし,患者さんの栄養状態や食事摂取量を良好に保つことにより治療効果やQOLの向上を目指しています。

(NST加算 令和2年度:803件 令和3年度:813件 令和4年度:625件)

 

栄養管理部 初期研修プログラム

 

栄養管理部では,独自の初期研修プログラムを用いた職員教育により,医療従事者として専門的なスキルを活かし,チーム医療で活躍できる管理栄養士の育成に取り組んでおります。

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