大崎市民病院Osaki Citizen Hospital

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笑顔で見守り助産師として学び続ける│菊地 桃子│助産師

中核病院の一員として地域に貢献

現在,助産師5年目になります。県外の病院で3年ほど働いた後,地元に近い基幹病院である当院に転職しました。病棟の雰囲気が明るく,助産師が活躍できる産科が,単科としてあるので多様な症例を学ぶことができると思い入職を決めました。
ここでの経験も2年になり,自分の中で基礎的な部分は蓄積されてきたと感じます。しかし,急変やハイリスクな妊産婦さんのケースなど,まだまだ知識と経験が足りないなと実感する日々です。地域の中核医療を担う当院には,正常妊娠の方だけでなく,合併症やさまざまな事情を抱えた方もいらっしゃいます。

先輩に頼れる安心感が働きやすさに

そのような環境で経験豊富な多くの助産師の先輩に恵まれ,小さなことでも気になったことは何でも質問しています。転職1年目は新人助産師の場合と同様にプリセプターの先輩についてもらい,当院での仕事の流れなどを丁寧に教わりました。資格を取っていたり勉強会に参加したりする先輩も多く,いつでも頼れる安心感があります。
私たちは患者さんを守り,常に適切な医療を提供できる状態でいるために,どんなに多忙でも思い込みの判断を避け,確認やダブルチェックをしなければなりません。萎縮せず何でも言い合える職場である良さは,どんな場面でも活きています。
BFH(Baby Friendly Hospital:赤ちゃんにやさしい病院)認定を目指す当院では,産後の母乳育児支援にも力を入れています。褥婦さん一人ひとりの状況により,つまずきを感じる場面や,支援が必要なところが異なります。助産師が行う母乳カンファレンスでは,赤ちゃんの体重や哺乳状況,褥婦さんの体調などを踏まえ,支援内容を総合的に判断します。

向上心を刺激される日々

いつくるか分からないハイリスクな分娩に備え,年に一度超緊急帝王切開の勉強会も開催されます。産婦人科医,小児科医,麻酔科医,看護師と連携し,緊急性が判断されてから30分以内に手術を行えるようシミュレーションします。実際にやってみて,「夜間の場合は誰がどこに連絡するか」など判明した疑問や反省をカンファレンスで解消し,いざというときに行動できるように努めています。
学生時代には新生児蘇生法(NCPR)講習の一次コース,助産師になってからは専門コースを取得しました。勉強熱心な先輩方の影響もあり,今後は母体救命(J-CIMELS)の資格を取りたいと思っています。
たくさんの赤ちゃんと,オープンに話せる助産師に囲まれ,深い学びができています。多様な方を支援できる病院ですので,これから助産師として働く方にもぜひ目指してほしいと思います。

ある日の菊地さん

8:30 業務開始 全体の申し送りと,看護スタッフの申し送りを確認し,一日の業務をスタートします。
9:10 新生児検温,体重測定,小児科診察介助 毎日の測定のほか,赤ちゃんの採血が必要なときなどに準備のサポートを行います。
10:00 褥婦の授乳指導,帝王切開後褥婦の離床など
11:15 母乳カンファレンス 赤ちゃんと褥婦さんの状態を見ながら,助産師で意見を交わし母乳育児支援の内容を検討します。
12:00 お昼休憩
13:00 沐浴指導 産後数日経った褥婦さんを対象に,沐浴の指導を行います。
14:00 褥婦検温,授乳指導など
16:00 記録
17:15 業務終了