輸血管理科
当院輸血管理科について
輸血は毎年のべ600万人の献血により、年間100万人以上の患者様の治療に役立っています。しかしながら一方で輸血後のB型・C型肝炎や、血液製剤によるHIV感染などの副作用のために苦しむ方も存在します。
当院では安全な輸血療法の確立のために、平成15年7月に施行された「安全な血液製剤の安定供給の確保等に関する法律」、「改正薬事法」を遵守すべく、院内の組織改革を実行し、平成16年1月輸血管理科を新設しました。さらに平成17年9月に改定された厚生労働省の「輸血療法の実施に関する指針」「血液製剤の使用指針」に沿って、患者様への安全で有効な輸血療法と善意の献血からなる血液製剤適正使用の推進のため、輸血業務に努めています。その結果、平成18年4月から設置された輸血管理料Ⅰの施設基準も、病院全体の協力により満たすことができています。
輸血管理科のスタッフは、当院輸血責任医師として輸血管理科長(血液内科医師)、責任臨床検査技師1名、担当臨床検査技師1名、薬局から出向してくる薬剤師1名の計4名です。検査室臨床検査技師と連携しながら、24時間体制で輸血検査業務、輸血管理業務を実施しています。以下が輸血管理科の業務内容です。
輸血管理科業務について
1)輸血に関する諸検査
自動輸血検査機器使用による血液型、不規則抗体スクリーニング検査。交差適合試験。直接クームス、間接クームス試験等を実施しています。
2)輸血使用管理簿の保管管理
血液製剤を使用した患者様のリストを20年間保管しています。
3)輸血後感染対策、輸血前検体保管管理
一部外来患者様へ輸血後感染症について説明をおこなっています。また輸血した患者様へは輸血後感染症検査のお知らせをお渡し、輸血前の検体を1年間保管して万が一輸血後感染症が発症した場合、精査対応できるようにしています。
4)輸血同意書の一括管理
5)輸血副作用報告の管理
6)血液製剤、輸血療法に関する情報収集と職員への提供
日本輸血学会での演題発表や、輸血関連の各種研修会、講演会に積極的に出席して、最新の輸血情報を収集しています。
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